トランプゲーム大百科(1998、社会思想社、デヴィッド・パーレット著、松田道弘訳)や、 http://www.toothycat.net/wiki/wiki.pl?PlayingCards/Whist#uid-8を参考にしました。 参考文献にはあまり詳しくルールが書いてなかったので、筆者が手を加えた部分があります。
ホイストのバリエーションのトリックテイキングゲームですが、歴史などはわかりませんでした。 誰かくわしく知っている人がいれば教えて下さい。 名前にチャイニーズと入っているので、中国と関連あるのでしょうか。
2から4人で遊びます。 4人で遊ぶ時は、向かい合った2人でパートナーとなります。
カードは通常の52枚のカードを使い、3人でやる時は各スートの2を抜きます。 カードのランクは、2 3 4 …… 10 J Q K Aの順で強くなります。
最初のディーラーは任意で、次のディールからは時計回りに交代します。
カードの配り方が特徴的です。 4人でプレイする場合は、それぞれのプレイヤーの前に、裏向きで6枚ずつ配ります。 その次に、配った裏向きのカードに重ねて、6枚ずつ表向きで配ります。 そして、プレイヤーに1枚ずつ配り、これは手に持ちます。 手に持ったカードは、自分だけが表を確認できて、自分以外の人には表を見せてはいけません。
このように、裏向きで何枚か配り、その上に表向きのカードを重ね、数枚のカードを手札として配ります。 人数ごとにその内訳は変わります。2人でやる時は好きな方を選んでください。
人数 | 裏向きで | 手に持つ |
---|---|---|
2人 | 10 | 6 |
12 | 2 | |
3人 | 7 | 2 |
4人 | 6 | 1 |
ディーラーが切札を決めて、ディーラーの左隣のプレイヤーがオープニングリードをします。 マストフォローのトリックテイキングゲームです。
プレイできるカードは、手に持っているカードか、自分の前で表向きになっているカードです。 自分の前で表向きになっているカードをプレイして、裏向きになっているカードが現れた場合、 その裏向きになっているカードは次のトリックのリードの直前に表向きにします。
特に得点のつけ方に規定はないようですが、以下のようにしてつければいいでしょう。
全部で26トリックあるので、目標は13トリックになります。 とったトリック数から13を引いたものがそのまま得点になります。 13トリック取れなかった場合はマイナス点です。 全員の合計点は0点になるはずです。
全部で16トリックあり、目標は5トリックです。 とったトリック数から5を引いたものがそのまま得点になります。 2人の場合と同じように、とったトリック数が5トリックより少なければ失点です。 全員の目標の合計より、全部のトリック数の方が多いので、ディールを行うたび全員の合計点は1点ずつ増えます。
全部で13トリックあり、ホイストと同じように、パートナーと合わせて過半数の7トリックを取ることが目標となります。 7トリック以上とったペアが、とったトリック数から6を引いた数だけ得点します。 7トリック取れなかったペアは何も得点しません。
特にゲームの終了条件は決まっていませんが、ディール数を決めて、 目標の得点を定めて、先にその得点に達した人が勝ちとすればよいでしょう。