ゲームファームを参考にしています。
マニのなかまのトリックテイキングゲームです。 マニはアイスランドでプレイされている一方で、 オルナファザールマニはアイルランドの南東海岸にあるオルナファザールでプレイされています。 1997年に世界大会があったようで、その時の参加者は300人規模であったようです。
マニに似た感触を覚えるようなルールですが、マニとは異なりディールごとにプレイの目的が変わるので、 途中でだれるようなことも少ないです。 ルールも簡単なので、初心者にもお勧めできます。
3人で遊びます。 使うのは通常のトランプ52枚です。
カードのランクは、強いものから順に A K J 10 9 8 7 6 5 4 3 2 です。
初めのディーラーは任意に決めます。次のディールからは時計周りに交代です。 ディーラーはカードをシャッフルしたら、ディールする前に右隣のプレイヤーにシャッフルしたカードの束を渡します。 そして、右隣の人はカードの束をカットします。カットは必ず行います。 すなわち、カードの束を二つに分けて上下を入れ替えます。 この時、持ち上げた上半分の一番下のカードをみんなに見せます。 (このカードはカットした後に、カードの束で一番下になるカードです)
このゲームは、トリックテイキングゲームですが、 ディールごとにプレイの目的が異なります。 プレイの目的は、カットした時に確認したカードによって決めます。
カードのランク | 目的 |
---|---|
A K Q J 10 | 切札なしで |
9 8 7 6 | そのスートを |
5 4 3 2 | 切札なしで |
切札なしで、トリックを取らないようにプレイすることをノロ(Nolo)と言います。
プレイの種類を確認したら、ディーラーはカードを配ります。 カードは、テーブルの中央に4枚、自分の左隣に3枚、自分の右隣に3枚、自分に3枚の順番で4回配ります。 配る方法は必ずこれに従ってください。 プレイの種類を確認するのに使ったカードは、必ずディーラーに配られることになります。 カードは中央に16枚、プレイヤーに12枚ずつ配られます。 中央に配られたカードはマニ(Mani)と言います。
カードを配り終えたら、手札から何枚かをマニと交換することができます。
交換を行うのはディーラーの左隣の人からです。 ディーラーの左隣の人は、手札を7枚まで捨てて、次に同じ枚数だけマニから補充します。 捨てた手札はマニとは別の場所に置きます。 全く交換しなくても構いません。
その次にディーラーの右隣の人が、同様にして手札を5枚まで交換できます。 最後にディーラーがマニに残っている枚数まで手札を交換することができます。
手札の交換が終わるとプレイを始めます。 マストフォローのトリックテイキングゲームです。 オープニングリードはディーラーの左隣の人が行います。
プレイの目的は、先ほど述べたように、カードを配る前のカットで決めます。 トリックをたくさん取るプレイでは4トリック以上取ることが、 ノロでは4トリック以上取らないことが目的となります。
12トリックのプレイが終わると、得点計算になります。 トリックをたくさん取るプレイでは、取ったトリック数から4を引いたものが得点になります。 4トリックちょうど取ったら0点、4トリック取れなかったらマイナス点になります。
ノロの場合は、4から取ったトリック数を引いたものが得点になります。 4トリック取った場合は0点、4トリック以上取ったらマイナス点になります。
3人の合計の点数は0点になります。
何ディールか繰り返して、累計の得点が10点を超えた人がいたら、その人が勝ちでゲームが終わります。