メンディコット
Mendikot

CareleSmithひとみ
作成 追記

pagat.comを参考にしました。

インドで遊ばれているゲームです。 “mendi”は0(しかし、実際に意味しているのは10)を、 “kot”というのは勝利点を意味しています。

10を含むトリックをたくさんとることが目的の、 トリックテイキングゲームです。

使うカードと遊ぶ人数

使うカードは通常の52枚のトランプです。 カードの強さは、強いものから順に A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2 です。

このゲームは4人で遊びます。 輪になって座り、向かい合った2人でペアになります。 このゲームは反時計回りで進行します。

ゲームの目的

切札があるマストフォローのトリックテイキングゲームです。 4枚ある10のうちの3枚以上を集めることが目的です。

切札の決め方

切札の決め方は4つばかり方法があるので、 ゲームを始める前に、どの決め方を使うかを決めておきます。 以下に切札の決め方を列挙します。

  1. ディーラーの右隣の人が、カードを配り始める前に、 シャッフルしたカードの束からランダムで1枚抜き出します。 このカードのスートが切札になります。
  2. ディール中初めてディスカードがあった時、 (リードのスートとは違うスートのカードが出された場合) そのディスカードされたカードのスートが切札になります(cut hukum)。
  3. ディーラーの右隣の人が手札を全て配られた後、 ディーラーの右隣の人は手札から1枚選んで自分の前に伏せておきます(band hukum)。 この決め方を使う場合は、さらに次の2つのうちからどちらかを事前に決めておきます。 いずれの決め方を選んだにせよ、伏せたカードが表になったら、その時点で元の持ち主の手札に戻ります。
    1. カードを出すときに、リードのスートと同じカードを出せない人がいた場合、 そのような人は伏せてあるカードを表向きにします。 表向きにした時点で、表にしたカードのスートが切札になります。
    2. カードを出すときに、リードのスートと同じカードを出せない人がいた場合、 そのような人は伏せてあるカードを表向きにしても構いません。 表向きにしない選択もできます。 表向きにした場合、その時点から表向きにしたカードのスートが切札になります。 この場合、表向きにした人は可能であれば必ず切札をプレイします。 切札を持っていなかった場合は違うカードを出します。

なお、3bの決め方で切札を決めた場合、伏せたカードを表にするまでは、 伏せてあったカードのスートは切札の扱いになりません。 例えば、リードが6、 次の人はKを出したとします。 その次の人はのカードを持っていなかったので 伏せてあるカードを表にせずに9をだし、 最後のひとはのカードを持っていなかったので 伏せてあるカード、ここでは5だとします、 を表にして3を出したとします。 この時は、3人目が出した9は、その時点で切札ではない一方、 4人目が出した5は、 その時点でが切札になったので、切札として扱われます。 その結果、4人目がトリックに勝つことになります。

ディール

最初のディーラーは任意で決めます。 以降のディーラーは、その前のディールの結果によって誰がディーラーになるかが変わります。

ディーラーは、自分の右隣の人からカードを5枚ずつ1周、4枚ずつ2周の順番でまとめて配ります。 手札は13枚ずつ持つことになります。 (進行が反時計回りなのでカードの配り方も反時計回りです)

プレイ

ディーラーの右隣の人がオープニングリードをしてプレイを始めます。 マストフォローのトリックテイキングゲームです。

ゲーム

13トリックを終え、全員の手札がなくなった時点でディールが終了します。

10をより多くとったペアが勝ちです。 もしどちらも2枚ずつとっていたならば、多くのトリックをとっていたペアが勝ちです。

4枚の10を全てとると、Mendikotと呼ばれ、 13トリック全てを取ると52-Mendikotと呼ばれます。 いずれも通常の勝ち方より良い勝ち方とされます。

得点を累計することは一般的ではないようです。

次のディールのディーラーは以下の規則で移り変わります。

  • ディーラーのペアが勝った場合は、ディーラーは右隣に移ります。
  • ディーラーのペアが負けたならば、ディーラーは変わりません。
  • しかし、ディーラーのペアが52-Mendikotで負けた場合は、 ディーラーのパートナーが次のディーラーをします。

多人数のバリアント

2を抜いた48枚のカードを使うことで、 6人、8人で遊ぶこともできます。 6人、8人で遊ぶ場合も2チームに分かれて遊びます。 それぞれのチームが互い違いになるように座ってプレイします。

6、8人で遊ぶとき、ディーラーのペアが52-Mendikotで負けた場合に、 次のディーラーを誰がやるかについては、詳しくは分かりませんでした。