ポートランド
Portland

CareleSmithひとみ
作成

ニコリ153号を参考にしました。Blazing Aces! という海外の本に紹介されている新しいトランプゲームで、 著者はライナー・クニツィア氏です。ポーカーの役を使って遊びます。

遊ぶ人数、使うカードと準備

2から5人で遊びます。使うトランプのパックは、ジョーカーを除いた52枚です。 1人が1つのパックを使って遊びます。すなわち2人で遊ぶ時は合計で104枚を、 3人で遊ぶ時は合計で156枚を使う、といった感じです。 しかし、違うパックを混ぜて使うことはありません。

各プレイヤーはパックを1つずつ持ちます。よくシャッフルしてから、まとめて山札とします。 なお、他の人の山札とは混ぜることはありません。1人1つの山札があります。

プレイ

このゲームは、6回のラウンドを行って1ゲームとなります。 どのラウンドでもやることは同じです。

まず、ラウンドの初めに、山札からカードを5枚、自分の前に表向きにしておきます。 この5枚のカードをポーカーハンドとみなして競って行きます。

ラウンドの初めにプレイする人の事をスタートプレイヤーと言います。 スタートプレイヤーを誰とするかは、特にこだわらないようです。 スタートプレイヤーから順に、時計回りでプレイしていきます。 1回のプレイでできるのは、山札から1枚めくって、5枚のカードのいずれかに表向きで重ねることか、 何もせずにパスをするかの2種類です。山札からめくることを選んだ時は、必ず表向きで重ねます。 捨て札にするということはできません。

1度パスをしたら、そのラウンドのプレイには再び参加することはできませんが、 パスをしない限り、1回のラウンドで何回プレイを行っても構いません。

全員がパスをしたらラウンドが終了します。自分の前にあるカードのうち、 一番上にある5枚のカードでポーカーハンドを作って、役の強さを比べましょう。 ラウンドごとに得点を計算しますが、得点については後述します。

ラウンドが終わり、得点を出したら、次のラウンドに移ります。 前のラウンドで使ったカードは全て捨て札になって、再び使われることはありません。 捨て札にしてから、5枚のカードを並べましょう。 なお、山札の残りが5枚に足りなかった場合は、山札の全てのカードを表向きにして、 プレイでは強制的にパスとなります。 また、プレイするときに山札がない時も強制的にパスになります。

得点

各ラウンドごと、ポーカーハンドの強さの順に、以下の表のような得点を得ます。

ラウンド数最下位下から2位下から3位下から4位下から5位
101234
202468
3036912
40481216
505101520
606121824

役の強さを比べるとき、5枚に足りないカードしか表にできなかった場合は、 役に関係ない最も弱いカードを持っていることとします。 例えば、334 の3枚しか表に出せなかった人と、33の2枚しか表に出せなかった人とでは、 前者の方が強いポーカーハンドとなります。 また、同じ強さの役の人がいた場合は適当に得点を決めます。 じゃんけんで順位をつけるとか、同順として同じ点数とするとかいった方法です。 山札がなくて、カードを表向きに置けなかった場合は必ず0点になります。

ゲーム

ラウンドでの点数の合計が一番多い人が勝ちです。