セブンブリッジ
Seven Bridge

CareleSmithひとみ
作成

任天堂のトランプに付属していた説明書の記述を基にしています。 一部pagat.comWikipediaの記事も参考にしています。

日本発祥のゲームです。 麻雀のように、同じランクのカードや、 同じスートのカードでシークエンス(連番)でメルドを作る、ラミー系のゲームですが、 他の人の捨て札を使ってメルドを作れることが特徴です。 これは、麻雀でいう副露に当たって、このおかげでよりこのゲームが麻雀に似たゲームとなっています。

使うカードと遊ぶ人数

2から5人で遊びます。 使うカードは通常のトランプにジョーカー1枚を加えた53枚です。

カードの点数は次の通りです。 なお、この点数は罰点であって、点数が少ない人の方が勝ちとなります。

カードの点数
210数字の点数
A,K,Q,J10点

さらに、7が手札にあると、1枚につき点数が2倍になります。 ジョーカーが手札にあると点数は5倍になります。

ディール

最初のディーラーは任意に決めます。 以降のディールでは、時計回りの順にディーラーが交代します。 ディーラーは1人に7枚ずつ配ります。 余ったカードはテーブルに山札として、まとめて伏せて置いておきます。

目的

このゲームの目的は、メルドを作って手札をなくすことです。 メルドとは、以下の二つのことを指します。

  • 同じランクのカード3枚以上の組
  • 同じスートのカードの、3枚以上の連番(シークエンス)

なお、A23……というシークエンスと、 ……QKAというシークエンス、どちらも作ることができますが、 ……KA2……とはつながりません。 ただし、7を含むメルドは特殊です。

  • 71枚でも、同じランクの組としてメルドできます。
  • 7を含めば2枚でもシークエンスになります。 つまり、同じスートの67もしくは78でメルドになります。

ジョーカーはワイルドカードで、適当なカードの代わりとして使うことができます。 例えば、44ジョーカーでメルドしたり、 45ジョーカーでメルドしたりできます。 なお、ジョーカー7の代わりに使って2枚でシークエンスを作ること、 例えば6ジョーカーでシークエンスにすることはできません。

プレイ

ディーラから時計回りの順でプレイします。 プレイでやることは、以下の順です。

  1. 山札から1枚手札に加える
  2. メルドを作る
  3. 手札から1枚捨てる

「メルドを作る」について説明します。 手札にメルドとなるカードがある場合は、この時に自分の前に出します。出さなくても構いません。 シークエンスはきちんと順番に並べて出します。 ジョーカーを使った場合は、どのカードの代わりに使ったかわかるようにしておきます。 また、自分の前にメルドを出している人は、 自分もしくは他の人の前に出してあるメルドに、カードを付け加えることができるのならば、 カードを付け加えることができます。シークエンスを伸ばしたり、同じランクのカード3枚組を4枚組にしたりなどです。

捨て札は、山札の隣に、表向きで重ねて置きます。

ポン・チー

通常のプレイとは別に、「ポン」や「チー」というプレイをすることができます。 いずれも、他の人の捨て札をとって、自分がメルドを作るというプレイです。

誰の捨て札でもいいので、誰かの捨て札と自分の手札で同じランク3枚以上の組のメルドができる場合、 「ポン」と言ってその捨て札をもらうことができます。 この場合、すぐさまポンしたカードでできたメルドを自分の前に出します。 もし、2人がポンした場合は、ジョーカーを持っている人が優先されます。

プレイの順番が一巡した後に、 プレイの順番が直前の人の捨て札と手札を合わせて、新しくシークエンスを作ることができる場合、 「チー」と言ってその捨て札をもらうことができます。 この場合、すぐさまチーしたカードでできたメルドを自分の前に出します。 もし、同時にポンもあれば、ポンが優先されます。

ポンやチーがあったら、その人はメルドを作って手札を捨てます。 これでその人のプレイは終わります。 次にプレイする人は、その人の次の人です。 したがって、ポンの時は、プレイの順番を飛ばされる人がいるかもしれません。

ディールの終了と得点

誰かが手札を全てなくすとゲーム終了です。 この時点で残っている手札の点数がそのまま罰点になります。 もし、自分がメルドしてない時に、1回のプレイで全ての手札をなくした場合 (この場合は他人のメルドに付け加えても構いません)、 その人はボーナスで罰点が50点差し引かれます。 罰点はディールごとに累計されます。

ゲーム

ゲームの終了の条件は時に決まってません。 あらかじめターゲットスコアを決めて、罰点の累計がそれに達した人が出た時点でゲームをやめるか、 ディール数をあらかじめ決めておきましょう。 罰点の累計が少ない人が勝ちです。