pagat.comに依ります。 詳細な歴史などは分からないようですが、 このページで紹介しているゲームは全て、20世紀中頃に北アメリカに起源があると考えられます。
ボードゲームの「ノイ(neu)」によく似ているルールです。 成立時期や発売時期を考えると、トランプを使うこちらの方が最初に生まれたと思われます。
しばしば賭けて遊ばれるようですが、何も賭けない前提でルールを紹介します。
通常の52枚のトランプを使用します。 人数が多い時(だいたい7人以上)は、それを2デッキ使って、104枚のパックで遊びます。
ディーラーは誰がなっても構いません。
ディーラーは1人に3枚ずつカードを配り、残りは山札として、まとめて伏せておきます。
ディーラーの左隣から、時計回りにプレイをします。 ただし、途中で、プレイの順番が反時計回りになる場合が有ります。
プレイの順番になった人は、手札から1枚カードを捨て,山札の隣に表向きで重ねて置きます。 このとき、今までの捨て札と、自分が今捨てたカードの合計点を言いながら捨てます。 捨て札の合計点は0から始めるので、ディーラーの右隣の人の最初のプレイは、 捨てたカードの点数を言うだけです。カードの点数は次の表に示しました。
捨て札をしたら、山札から1枚補充して、手札が3枚になるようにします。 もし手札を引き忘れたら、正式には次の自分の番に2枚補充して、手札が3枚になるようにしますが、 実際のプレイでは他の人がプレイしている時にもかかわらず、気づき次第補充する事が多いように思えます。
次の表にないカードについては、ランクの値だけのプラス点です。 ただし、♥以外のQのカードは、全て+10点です。 また、例えば4の「0点」というのは、4のカードの点数が0点という意味であって、 捨て札の合計点が変わらずに、次の人の番に移るという事です。 また、2枚目の4が出れば、進行順は時計回りに戻ります。
黒A | 合計点を0〜100の好きな値にする |
---|---|
♠2 | 合計点を2倍にする |
4 | 0点、進行順が逆になる。 |
赤5 | -5点 |
10 | 合計点を100にする |
J | -10点 |
♥Q | 合計点を0にする。 |
K | 0点 |
捨て札の合計点が100を超えるようなプレイしか出来なくなったら負けです。 100点ちょうどにしても負けではありません。
Aさん、Bさん、Cさんの3人でやる場合を考えます。
まず、Aさんが8を捨てながら、「8」と言います。 次に、Bさんが10を捨てながら、「100」と言います。 そして、Cさんは4を捨てながら、「100」と言い、進行順が逆回りになります。 すなわち次の捨て札はBさんが行います。 Bさんが、「95」と言いながら、♥5を捨てます。 そして、Aさんの手札が、例えば、6, 8, 9のように、5より大きいカードしかなければ、 Aさんは合計点を101以上にしかできないので、負けとなります。
pagat.comに依ります。 上の100とほとんど同じゲームです。 カードの点数と、ターゲットスコアが99である事のみが違いですので、違いのみを説明します。
次の表にないカードについては、ランクの値だけのプラス点です。 ただし、JとQは、+10点です。 また、例えば4の「0点」というのは、4のカードの点数が0点という意味であって、 捨て札の合計点が変わらずに、次の人の番に移るという事です。 Aまたは10を捨てる場合は、カードの点数を、2つあるうちから好きな方を選べます。 また、2枚目の4が出れば、進行順は時計回りに戻ります。
A | +1点または+10点 |
---|---|
4 | 0点、進行順が逆になる。 |
9 | 0点、進行順は変えない。 |
10 | +10点または-10点 |
K | 合計点を99にする。 |
捨て札の合計点が99を超えるようなプレイしか出来なくなったら負けです。 99点ちょうどにしても負けではありません。
株式会社バンタイから発売された、伊東家トランプには、カードの点数が次であるものが紹介されていました。 表にないカードについては、ランクの値だけのプラス点です。 ただし、K, Q, Jは、+10点です。 また、例えば4の「0点」というのは、4のカードの点数が0点という意味であって、 捨て札の合計点が変わらずに、次の人の番に移るという事です。 黒Aを捨てる場合は、実質、現在の合計点以上の点数に合計点を変更するということでしょう。 また、2枚目のJが出れば、進行順は時計回りに戻ります。
黒A | 0から99の何点にもなる。 |
---|---|
3, 4 | 0点 |
9 | 合計点を99にする。 |
10 | -10点 |
J | +10点。進行順を逆にする。 |
pagat.comに依ります。 このゲームも上の100と同じプレイをしますが、ターゲットスコアと手札の枚数が違います。
このゲームでは、手札は4枚配ります。
例えばJの「0点」というのは、Jのカードの点数が0点という意味であって、 捨て札の合計点が変わらずに、次の人の番に移るという事です。
A〜9 | ランクの値だけのプラス点 |
---|---|
10 | -10点 |
J, Q | 0点 |
K | 合計点を98にする。 |
捨て札の合計点が98を超えるようなプレイしか出来なくなったら負けです。 98点ちょうどにしても負けではありません。