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 皆様からの暖かいご声援を受けて、本年も秋葉原にて全国大会を開催する事が出来ました事、心より嬉しく思います。前年同様、本戦、ガンスリンガーは200人以上の方にご参加頂く大盛況となり、初心者講習会にも20名以上の方にご参加頂きました。カードゲームはプレイヤーあってこそと考えておりますが、現在ではカード種類の増加に伴い、新規の方にとってのハードルが高くなってしまっている事を心苦しく感じております。今後、「Based Starter」をはじめとするベストセレクションや各種スターターデッキの販売に留まらず、一層気軽に遊べるゲームを目指して尽力して参りますので、ご意見、ご要望等がございましたらお気軽にご連絡頂きますと幸いです。

 今夏には新システムを搭載した「Vision [Elemental Ritual]」が発売となる他、「上海アリス幻樂団」よりシューティングとしては2年ぶりとなる「東方輝針城」が発売され、Visionプレイヤーのみならず、東方を愛する全ての方にとって一層熱い夏になる事かと思います。東方、そしてVisionの更なる発展を目指して今後も邁進致しますので、変わらぬご声援をどうかよろしくお願い致します。

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M.I.W代表 冬月
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 先日第三回目の「Phantom Magic Vision」全国大会が御茶ノ水にある損保会館で行なわれました。全国から集まった多くのプレイヤーで争われた本大会ですが、その中でも前半のスイスドローを見事突破した8名のデッキを見つつ、環境をジャッジの観点より解説をしていきたいと思います。なお、本レポートは審判の個人的な見解であり、M.I.Wの意見を代弁する物ではございません。

 まず、13弾環境はどのような環境であったのかというお話からさせていただこうと思います。私見となりますが、13弾環境は、「業火絢爛」や「ロングレンジエコー」などの置物により作られた環境であると考えております。これらの「装備/場」、「世界呪符」、「呪符」と呼ばれるカードは通常のキャラクター除去などに比べ、対応手段が限られています。そのような対応が比較的取りにくいカード群に対し、先に挙げたような強力であり、それ自身がゲームを決める力を持つカードを自ら使うか、或いはそれらのカードに対策を取り戦うかといった視点で今回はレポートを書かせて頂きます。

まずは、使う側から見ていこうかと思います。本大会3位という成績を収められたぴらるくさんのデッキは、先に挙げた「ロングレンジエコー」を主体にしたライブラリアウトデッキとなっております。数ターン維持することにより相手のライブラリを削り、潤沢となったハンドで除去とライフゲインをし相手の攻撃を凌ぎきる構成となっております。また、4位となられたたかじーさんのデッキも、基本はビートダウンの構成ですがアドバンテージを獲得する手段として「ロングレンジエコー」を採用されています。他の方ですと、best8のAshLikeSnowさんも触りにくい置物として「業火絢爛」と「ウェルディストラクター」を採用しています。

このように、本大会ではbest8中3名が勝負を決める事ができる力を持つ置物を使われています。それらのカードを対策して戦った側のデッキはどのようになっているのでしょうか?

対策する側のプレイヤーですが、本大会の1位、2位、4位の方がメインから「神前試合」を採用しております。「神前試合」は強力な置物カードではありますが、刺さるデッキも比較的限られているカードでもあります。そういったカードを優勝者のアルさん、2位のいなりさん、4位のたかじーさんはメインから採用していることから、環境に存在する置物がどれほど意識されていたのかが伺えますね。また、「神前試合」を採用されてない方でも、best8の方ほぼ全員が「恐ろしい波動」や「天文密葬法」など採用によりメインから置物に触りやすくしています。特に「テレメスリズム」の採用枚数が圧倒的に多く、単体としての強さもさることながら、デッキから破棄された時にキャラクターを奪取する効果も対「ロングレンジエコー」を強く意識されている方が多かった事が読み取れます。他にも多少変わった動きですが、「レイセン」から「賢者の封書」を持ってきて、相手の「ロングレンジエコー」や「ウェルディストラクター」に向かってプレイすることで「テレメスリズム」の自動βを誘発させやすくしたり、「ウェルディストラクター」のダメージ総量を減らすなどいった動きもできるように調整してある方もいるなど随所に細かい調整の後が見受けられるデッキが多いと感じました。

前回、前々回のような同じアーキタイプのデッキが複数入賞する大会ではなく、それぞれ異なるデッキが入賞する環境の多様さを示したかのような大会結果となりましたが、その中でも強いカードに対してきちんと対策をとり、メタを読みきれたプレイヤーが上位に入賞したのかなと個人的には考えております。ユニオンパックの販売などにより環境は今後更に変化するものと考えられますが、今後更に環境が多種多様となり、より多くのプレイヤーが楽しめるようになることを1プレイヤーとして心待ちにしております。

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文責:くろ
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spacer 以下から上位入賞者のデッキレシピをpdfでダウンロードする事が出来ます。
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優勝者
アル
第2位
いなり
第3位
ぴらるく
第4位
たかじー
第8位
akami
第8位
AshLikeSnow
第8位
pin
第8位
かかっち
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